前回の記事で、診断がついた当日に動いた5つのことを書いた。その中で「精神障害者手帳の取得書類を依頼した」と書いたが、今回はその後——手帳を取ってから実際に何が変わったかを全部話す。
結論から言う。取らない理由がない。
手帳は「国が認めた困りごとの証明書」
手帳を取るかどうか迷う人の気持ちはわかる。「障害者」という言葉の重さが引っかかる人もいる。
でも私の捉え方はシンプルで、手帳は「国が認めた困りごとがあります」という証明書だ。それがあることで、学校にも、社会にも、話が早くなる。

① 中学入学時のアンケートに「手帳の有無」欄があった
小学校の対応は、診断がついた時点で変わった。でも手帳の効果を一番実感したのは中学入学時だった。
入学時のアンケートに「障害者手帳の有無」を記入する欄があった。そこに書いたことで、発達に関する相談窓口への案内が入学直後から来た。何も言わずに待つ必要がなかった。
「ややこしい親と思われるかも」と心配する人もいると思う。でも逆だ。言わずにいて問題が起きてから相談するほうが、よっぽどややこしくなる。最初から「仕様が違います」と伝えておくのが、お互いにとって一番スムーズ。これはもう保険と同じ感覚。

② 障害者控除で所得税27万円・住民税26万円が減る
これを知らずに損してる人が多いと思う。
精神障害者保健福祉手帳(2・3級)を持つ子どもがいる場合、扶養控除に加えて障害者控除が使える。
| 税の種類 | 控除額 |
|---|---|
| 所得税 | 27万円 |
| 住民税 | 26万円 |
所得税で27万円の控除というのは、27万円分余分に稼いでも課税されないということ。サラリーマンなら年末調整で、個人事業主なら確定申告で申請できる。

③ USJが半額以下・映画が1,000円になる
制度の話だけじゃなく、日常使いできる割引もある。
| 場所 | 通常 | 手帳割引 | 備考 |
|---|---|---|---|
| USJ | 8,600円〜(変動制) | 4,700円 | 同伴者1名も同額・ゲストサポートパスあり |
| 映画館(TOHO・イオン等) | 2,000円前後 | 1,000円 | 付き添い1名も1,000円 |
USJは同伴者1名も同じ割引価格になるので、親子で行けば2人分お得になる。映画も付き添い1名まで1,000円なので、一緒に行けばどちらも半額以下。
手帳の原本を毎回持ち歩くのが心配な人には、ミライロIDというスマホアプリがある。手帳の情報をアプリに登録しておけば、スマホ提示だけで割引を受けられる。USJもTOHOシネマズも対応済み。

手帳を取らない理由が見当たらない
まとめると、精神障害者手帳3級を取ることで得られるのはこれだけある。
- 学校・支援機関への「困りごとがある」という証明になる
- 入学・転校・相談のたびに話がスムーズになる
- 所得税27万円・住民税26万円の障害者控除が使える
- USJ・映画館など日常の割引が使える
- ミライロIDでスマホ提示だけで対応できる
「手帳=重い」と感じる必要はない。使えるものは全部使う。それが攻略の基本。
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※割引料金・控除額は2025年時点の情報です。最新情報は各施設・税務署にご確認ください。


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