「療育に通わせたほうがいい」という情報はどこにでもある。でもどうやって通うのかを書いてるところが、ほぼない。
結論から言うと、療育を受けるまでには2段階の壁がある。コーディネーター探しと施設探し。どちらも最初は詰みかけた。これを全部書く。
療育を受けるまでの全体フロー
まず全体の流れを把握しておく。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | 市区町村の障害福祉担当窓口に相談 |
| ② | 相談支援専門員(コーディネーター)を探す ← ここが第1の壁 |
| ③ | コーディネーターが利用計画案を作成 |
| ④ | 受給者証を申請・発行(2週間〜2ヶ月かかる) |
| ⑤ | 施設を探す・見学・空き確認 ← ここが第2の壁 |
| ⑥ | 契約・通所スタート |
「療育に行く」という一言の裏に、これだけのステップがある。しかも②と⑤が特に面倒で、時間もかかる。
① まず市区町村の窓口へ
診断がついたら、まず市区町村の障害福祉担当課(または子育て支援課)に相談しに行く。
持っていくと話が早いもの:診断書、または医師の意見書。診断書がない場合でも相談は可能だが、受給者証の申請には何らかの書類が必要になる。

② 相談支援専門員(コーディネーター)を探す——第1の壁
受給者証を申請するには、「サービス等利用計画案」という書類が必要になる。これを作ってくれるのが相談支援専門員(いわゆるコーディネーター)だ。
問題は、このコーディネーター自体を自分で探さないといけないこと。窓口で「相談支援事業所に連絡してください」と言われるだけで、誰かが紹介してくれるわけじゃない。
「相談支援事業所 (市区町村名)」で検索して片っ端から電話する——これが現実のコーディネーター探しだった。
💡 セルフプランという選択肢もある
コーディネーターが見つからない・時間がかかる場合、保護者が自分で利用計画案を作成する「セルフプラン」も認められている。書式は市区町村の窓口でもらえる。急ぎの場合はセルフプランで申請を進めながらコーディネーターを探す方法もある。
③④ 受給者証の申請・発行
コーディネーターが計画案を作ってくれたら、市区町村に受給者証を申請する。発行までにかかる期間は自治体によって異なり、早くて2週間、都市部では1〜2ヶ月かかることもある。
受給者証が発行されると、利用できる日数(月何日通えるか)が決まる。この日数内で療育施設と契約し、通所が始まる。
⑤ 施設探し——第2の壁、高学年女子の現実
受給者証が手元に来ても、すぐに通えるわけじゃない。施設を探して、空きを確認して、見学して、契約する——ここが第2の壁だった。
療育施設のイメージとして多いのは、幼児〜低学年向けの運動・学習系の療育。でもうちの子は高学年の女子。この層を受け入れている施設が、そもそも少ない。
低学年男子は「わかりやすい症状」があることが多く、施設もそこに合わせてある。高学年女子はわかりやすい困りごとが表面に出にくいからか、対応している施設が圧倒的に少なかった。
学習系の療育施設は多い。でもそれが合うかどうかは別の話。片っ端から電話して、空きを確認して、見学する——それしか方法がなかった。

うちが選んだ療育——古民家のサードプレイス
見学を重ねてうちが選んだのは、同学年・上の学年の子も在籍するフリースクール的な放課後等デイサービスだった。
立派な古民家の一室。スタッフがいて、子どもたちが思い思いに好きなことをして過ごす。勉強を教えてもらうわけでも、訓練をするわけでもない。ただ、そこにいていい場所。
最初は「こんなんでいいの?」と思った。でも子どもたちが気に入って、自分から行きたがるようになった。家でも学校でもない、第3の居場所(サードプレイス)として機能している。

まとめ:面倒な2段階、でも動いた分だけ広がる
- 療育を受けるまでには「コーディネーター探し」と「施設探し」の2段階がある
- コーディネーター(相談支援専門員)は自分で探す必要がある
- 受給者証の発行まで最大2ヶ月かかることも——早めに動くほどいい
- 高学年女子向けの施設は少ない。でも探せばある
- 送迎対応の施設も多い。少し遠くても諦めないで
- 「訓練」だけが療育じゃない。居場所タイプも立派な療育
家でできる、学びの装備
集団の塾や教室がしんどい子には、家で自分のペースでやれる教材という選択肢がある。うちも「団体は無理」から始まったから、選択肢は多いほうがいい。
👉 すらら(無学年式オンライン教材。発達特性のある子のサポート実績が多い)
👉 LITALICOワンダー(プログラミング・ものづくり。ゲーム好きの子の居場所になる)



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